--> やまんばたちの里 矢上
2015/07/8

石見町の夏の風物詩といえば・・・

みなさんこんにちは

今回は旧石見町の夏の風物詩といえばの火舟まつりの紹介です。

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みんな火舟と聞けば夏休みの始まりを連想するのではないでしょうか?

毎年7月の第3土曜日に執り行われているので夏休みの一発目といった感

じなんですね。現在では石見中央自治会青年部が主体となり執り行って

ます。どんな祭りかといいますと、広島の厳島神社の管弦祭の流れを組

んでいて別名 十七夜祭りといわれております。この厳島神社の分霊が

郡山地区にあり、伝説によれば大昔、原山にヤカミヒメという美しい姫

あり。三瓶にサヒメヒメ、安芸の国の宮島にイチクシマヒメノミコトあ

りといわれ、このお三方は常に神集いをされて各土地の住民の安全や産

業について話をされていたそうです。そしてヤカミヒメはこの時期集ま

ると必ず郡山の今ある社のところまで他の御二方をお見送りして社の下

にある大岩に腰を下ろされてお別れしたというのです。

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今の火舟はそのヤカミヒメや御二方を諏訪神社までお連れする神事なのです。

そしてその山車には男衆が女装して護衛しているというわけなのです。なん

でかというとヤカミヒメが管弦祭に招かれたときにヒメを守るために男衆が

女装していたという説にちなんでいるのです。決して趣味でやってるわけで

はございません。ちなみに子供の頃に聞いた決まり事だと山車の上は女人禁

制。上ると女の神様が怒ると教えられました。今年もまたこの季節・・・

ぜひ石見中央自治会だけの祭りではないので一度お孫さんなどを連れて気軽

に足を運んでみてくださいね。夜の諏訪神社の神秘的な空気を肌で感じてみ

てください。

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Posted by チームやまんば/グループ1